フランス南部の世界遺産

 この地球上には今現在、936個もの世界遺産が存在します。(2011年)

年々増え続けているのであと五年だったらいくつになっているか分かりませんが、もしかするとあと五年十年の間に、世界遺産は1000に近い数まで増えているかもしれません。

そんな世界遺産ですが、実はさまざまな世界に集中しているというより、ヨーロッパ諸国に集中している傾向があります。

もちろんアジアにもありますが、ヨーロッパには及びません。

現に世界遺産のランキングの上位国は、イタリア、スペイン、中国、フランスとほぼヨーロッパの国が独占している状態なのです。

ちなみに四位であるフランスは、2011年6月の段階で37個となっており、うち文化遺産が33箇所、自然遺産は3カ所、複合遺産は1カ所という結果になっています。

こうして数字にして見てみるとお気づきになるかと思われますが、フランスには自然遺産が少なめです。

その代わりに文化遺産が非常に多くなっているので、周辺諸国からはそんな文化遺産を求めてたくさんの観光客が訪れます。

ちなみにフランスの世界遺産をイメージした時に、みなさんの頭にはまず何が浮かぶでしょうか?

おそらく、「もちろんエッフェル塔だよ!」という人や「やっぱりヴェルサイユ宮殿かな?」というような案配で、もっとも有名なツートップをイメージした方がほとんどかと思われるのですが、フランスの世界遺産はもっともっと、たくさんの種類があります。

たとえば、「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」や、「シャルトル大聖堂」。

「ヴェズレーの教会と丘」や「月の港ボルドー」、さらには「リヨン歴史地区」などなど、それこそ数え切れないほど現存しているのです。

フランスの世界遺産は宗教色の濃いスポットが多いので、一部はキリスト教徒の巡礼地になっていたりもしますし、フランス特有の文化が凝縮されたスポットがいくつも点在しているので、フランスの文化に触れたい人はぜひ、上記の文化遺産を尋ねてみましょう。

 また、フランスは北側と南側によって文化遺産の傾向が大きく異なります。

たとえばロレーヌ地方やルーアンのある北側はキリスト教関連のものが多く、ニースやマルセイユのある南側へゆくと遺跡系の世界遺産が多くなっているので、旅行する地域によって観光できる世界遺産の種類がまったく違うのです。

もちろんどちらを選んでもフランス特有の上品な世界を堪能することができますが、どうせ行くならより楽しめる場所へ行った方が良い筈なので、行く前に、キリスト教関連の場所がいいか、遺跡系の場所が良いかをしっかり定めておきましょう。

ちなみにシャルトル大聖堂などは女性から非常に人気がある場所なので、「綺麗で女性が楽しめるような世界遺産が観たい」という方にはシャルトル大聖堂がおすすめです。

シャルトル大聖堂あたりの場所はツアーも頻繁に開催されているので、自分の行きたいところをしっかり回ってくれるツアーを探して参加しましょう。

また、他の大聖堂との違いを感じたいのであれば、より宗教色の濃いツアーに参加するのがベストです。

フランスの中では、各国のキリスト関連の観光地とはまったく違う世界遺産を観光できるので、「他の国の世界遺産はもう一通り回ってしまったからもうキリスト関連の場所は別に…」という方でも十分楽しめると思われます。

「世界遺産に行ってみたけどあんまり期待通りではなかったかも…、むしろ違う国の方が良かったかもなあ~」という場合も、フランスの場合は周辺にスペイン、ベルギー、スイス、イタリアなどあらゆる国があるので、いざとなったら移動しながら別の世界遺産を観に行くのも良いかもしれません。