フランス北部の世界遺産

 世界遺産というのは不思議なもので、自国のものよりも海外のもののほうが詳しかったりするものです。

たとえば、日本各地にはさまざまな世界遺産がありますが、そのすべての名前を唱えられる人は中々いません。

日本にある世界遺産のそのほとんどは日本国民にさえそこまで知られておらず、「そういえばそんな世界遺産もあったような…」という認識だったりしがちです。

実際に挙げてみるように頼んでも二つ三つしか正確な名前を言えなかったり、一つも出てこなかったりと何かと意識される機会が少ないものだったりします。

しかし、前述の通り日本の人々は、自国の世界遺産についてはまったく知らないのに、諸外国の世界遺産に関しては非常に詳しかったりします。

中でもフランスの世界遺産は日本人から非常に愛されている世界遺産の一つです。

フランスには、ヴェルサイユ宮殿をはじめとした絢爛豪華な世界遺産が数多く存在します。

女性の憧れとなるようなお姫様が住む場所が現存している国なので、やはりロマンチックな雰囲気に欠ける日本の世界遺産よりもフランスのほうが惹かれるものがあるのかもしれません。

ちなみにヴェルサイユ宮殿はどこにあるかというと、フランスのパリにあります。

パリはフランスの北西部にあたるので、どちらかと言えばスペインに接近しており、ドイツからは離れているような地点です。

パリは言わずもがなですが、オシャレな人々が年中行き交っているような街です。

歩き慣れている人は「ちょっと憂鬱な雰囲気もあるし、そんなにオシャレでもないわよ」と謙遜しますが、やはりフランスの町並みは日本のものとはまったく違います。

そのような街にある世界遺産なので、ヴェルサイユ宮殿もまた町並みを彩る巨大装飾のように機能している部分があるのです。

 そして、フランスの世界遺産はパリ以外の地方にもきちんと分散しています。

ヴェルサイユ宮殿がある北西部以外にも、ニースやマルセイユ、トゥールーズのある南部地方や、ディジュンのある東部など、比較的色々な地方にさまざまな世界遺産があるので、ヨーロッパ旅行へ行かれる際はぜひ、フランスの世界遺産を一つはチェックしてみて欲しいと思います。

フランスの歴史を知りたいのであれば、やはり宗教的な部分の勉強は欠かせませんし、実際に大聖堂などを歩いてみると、当時の人々の気持ちが生身で感じられるようになるので、本で読むだけでは得られない視点を得ることができる筈です。

宗教美術を通してフランスの文化を学びたいのであれば、シャルトル大聖堂などの教会施設もありますし、世界遺産は国文化を学ぶにはぴったりの空間だと思われます。

数自体はそこまでありませんが自然遺産も現在のところ3つあるので、どんな自然遺産かチェックしておけば、かなり造詣が深まるのではないでしょうか。

ちなみにその3つの自然遺産とは、「レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群」、「ニューカレドニア・バリア・リーフ」、「ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾」です。

文化的な世界遺産とは一線を画すスポットですが、フランスの風土ならではの個性を感じることができるスポットなので、パワースポット的なものを求めるのであれば自然遺産の観光をぜひするべきです。

何かと移動が大変な場所もあるかと思われますが、一度行っておくとかなり良い思い出になるので非常におすすめです。

また、フランスの世界遺産は洞窟などもあるので冒険するような気分で観光することができます。

ただ山並みが続いているような世界遺産とは異なっているので、ただ眺めるだけではつまらない!という方でも楽しめるのではないでしょうか。

歴史的なものだけではなく、フランスの世界遺産の中にはアウトドアな雰囲気のものも数多く現存されているので、「ヴェルサイユ宮殿のようなインドアな場所はちょっと…」という方は、ぜひ南部にある自然遺産を観光してみてください。