フランス東部の世界遺産

 世界には素晴らしい絶景をたたえた世界遺産がいくつも存在します。

あまり知られていないので「世界にある総数は20~30程度かな?」と思い込んでいる人がどうも多いようなのですが、実際その数は900種類以上にも上ります。

これほどまでにたくさんの数があるのですが、何しろ数が数なので、一つ一つを把握しているような人はまずいません。

それどころか、日本の世界遺産を訊かれても答えられないような人が山ほどいるのです。

さて、そんな世界遺産ですが、じつは世界で最も知名度が高いと言える世界遺産が三つあります。

その世界遺産とは、エジプトのピラミッドと中国にある万里の長城、そしてフランスにあるヴェルサイユ宮殿の三つなのです。

この三つは子供でも知っている世界遺産ですが、しかしいざその内容を聞かれると答えられないという人がどうも多いです。

そこで、この記事の中ではもっとも分かりやすい内容の「フランス」の世界遺産をざっくりご紹介したいと思います。

まず、フランスの世界遺産は大きく分けて二種類に分かれています。

この二種類とは「キリスト教に深く関係する文化遺産」と、「古代からの歴史が深く刻まれた遺跡」です。

たとえば、ヴェルサイユ宮殿などはフランス北部のパリ郊外にあり、「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」の一つのサン=トロフィーム教会はフランスの南部にあります。

他の世界遺産を追ってみても同じように、遺跡は比較的北部に集中し、教会関連のものは南部に集中しているので、フランスの世界遺産はかなり分かりやすい分類ができるようになっているのです。

そして、日本人の観光客などはヴェルサイユ宮殿などがあるフランス北部地域を訪問することが多く、パリ周辺のオシャレな雰囲気を体感しようと、年を通して多くの日本人が北部の方向に降り立ちます。

そのような形で多くの人がパリへ行くので、フランスの中でも他の世界遺産や美味しいワインの飲める街などは、ややないがしろにされがちなのです。

 しかし、それは非常にもったいないことです。

そもそもフランスにある世界遺産はヴェルサイユ宮殿ばかりではありません。

南部地方にもさまざまな観光地や世界遺産がありますし、ワインの特産地もあるのです。

ニースやマルセイユも南部にあるのですから、パリにばかり集中しているとせっかくの美味しい名産地を見逃してしまいます。

それに、どうせパリへ行くのなら、他のフランスの世界遺産もセットで観ておかないと損です。

ヨーロッパへ旅行に行くのならぜひ、世界遺産をたくさん見学して欲しいと思います。

そして、パリやマルセイユへ行くのであれば、やはりその土地の名産品を食べながら旅行しなければ意味がありません。

ヴェルサイユ宮殿、フォンテーヌブローの宮殿と庭園、ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)などの世界遺産を観ながら食べる美味しい現地料理は格別です。

どうせ行くなら本場のフランス料理に舌鼓を打っておきたい所です。

ちなみにフランス料理は「洋食の本場」というイメージがあるので「どうせどこに入っても美味しいんだろう」と思いがちなのですが、実際はそうでもありません。

そもそもフランスのレストランにも様々な種類がありますし、美味しいお店もあればそうでないお店もあります。

むしろ、「日本人向け」をアピールしているようなお店に安易に入ると、違和感だらけの味付けに戸惑うことにもなりがちです。

世界遺産の旅を余念なく楽しむには、「日本人にも食べやすい」お店よりも、本格的なフランスの現地料理が味わえるレストランに入ってしまうのがおすすめかもしれません。

ヨーロッパ旅行は何かと不便なことも多いので慣れるまでは大変かもしれませんが、歩き慣れると非常に居心地の良い、夢のような街に変わります。

とにかく日本とはまったく違う文化が広がっているので、そういった異文化を楽しみながらフランス観光をしてみてください。